『脳はバカ、腸はかしこい』という刺激的なタイトルの本がありましたが、本屋さんに行けば他にも「腸」に関する本がいろいろ並んでいます。

腸は単なる消化器官ではなく、さまざまな機能があるようです。

腸といえば、腸内細菌がその人の健康だけでなく、運動や学習の能力や性格にまで影響を与えるようです。

そして腸内細菌には善玉菌と悪玉菌があって、悪玉菌が増加すると病気や体調不良を起こすから善玉菌を増やすべきだという話があります。

しかし、事はそれほど単純なものではなさそうで、例えば善玉菌のひとつといわれているものにビフィズス菌があります。

ビフィズス菌が注目されたのは、ブルガリアのある長寿の村の人々がヨーグルトをよく食べていたからなのですが、最近ではビフィズス菌がアルツハイマー病を引き起こすという研究結果が発表されました。

真偽のほどは明らかではないようですが、健康によかれと思って食べていたものが実は重大な病気を引き起こす元になっていたら、とても恐ろしいことです。

つづく