昨日(4月23日)の日経新聞朝刊の千葉版に、三郷流山橋有料道開通が開通して150日経ったということで、その状況についての記事がありました。
内容としては、要は交通量はまばらで目標の1日1万2700台を大きく下回る3000台に過ぎないということです。
理由としては、有料(150円)なので回り道をしても無料の流山橋などを使う人が多いからなようです。
私がこの記事を読んで感じたのは、行動経済学の「機会費用」についてです。
何やら難しい言葉のように感じますが、「機会費用」というのは一言でいえば「時は金なり」ということです。
片道150円、往復だと300円かかりますが、例えばそれで時間を1時間短縮できたとしたら、300円と1時間のどちらをとるかの比較になります。
ましてや回り道をすればガソリン代だって余計にかかります。
こういうことは他の日常生活でもよく見られることで、居酒屋が昼のランチタイムにランチを提供することも同様な事例です。
居酒屋ですから夜だけ営業して昼間は閉めているのは、機会の損失になってしまいます。
居酒屋のランチには、新鮮な魚の刺身定食を安く食べられて店も客もお互い得した気分になります。
行動経済学は、人間の行動にかかるバイアス(思い込み)を研究した比較的新しい学問領域です。
今後も機会があったらまた紹介していきたいと思います。